防水材、工法について
防水材の選び方と工法の選び方はイコールで考える事ができます。
防水素材と工法はセットであり、防水素材によって工法が、
決まっていると言えるからです。
防水材は大きく分けて、シート系と塗膜系に分かれています。
さらに、材種により分かれ、工法が決まっていきます。
ではそれぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。
まずはシート系防水です。
これは1m巾のシート状の防水材(2~3mm)を100mm程度に重ね、
ジョイントをしながら貼り合わせて防水層を造って行きます。
メリットは丈夫で耐久性に優れている事です。
デメリットは凹凸面があったり、形状が複雑だったりする建物は、
継ぎ目が多くなってしまい施工しにくいという点です。
シート系防水は、15年程度持ちます。
次は塗膜系についてです。
液状の材料を塗ると徐々に硬化し、ゴム状になって防水材として働きます。
メリットは液状なため、凹凸があったり、形状が複雑だったりしても、
スムーズに施工可能なところで、定期的なメンテナンスもやりやすいです。
デメリットは素材が柔らかく、重いものや固いものを乗せると、
傷つきやすいという点です。
自分の家をよく観察し、適した工法を見極めましょう。