洋室のデメリット
日本には日本に風土や気候の中で培った古くからの住宅の形があります。
日本家屋と呼ばれている建物がそれに当たります。
日本家屋に見られる傾向は、通気性の良い家であり、
耐震性の優れた家です。
建物の内部に目をつけると、畳や障子、
襖などが共通して見られる特徴になります。
それぞれ役割がありますので、
現代に至るこれまでの期間多くの住宅で採用されてきたのです。
ところが、戦後は洋室が増えてきています。
洋室が増えた理由は、デザイン性もありますが、
費用が安いからと言う理由もあります。
特に、最近は不景気が長く続き、平均的な収入を得ている家庭でも、
あまりお金のかかった家を建てることができなくなっているのです。
そこで、フローリングなどを敷き詰めた洋室をたくさん造ることで、
大幅にコストカットをすることができるようになります。
ただし、洋室にはデメリットもあります。
その1つがフローリングです。
フローリングは畳などと違い冬場は冷えます。
フローリングは足音が冷えやすいのという問題点があります。
また、畳のようにクッションがないため、生活音が響きやすい上に、
寝るときはベッドが必要になるのです。