スキマの国の美術館
こんにちは。
先日、富山県砺波市まで行ってきました。
お目当ては砺波市美術館にて開催中の
「荒井良二 スキマの国の美術館」。
絵本をたくさん描かれている荒井良二さんの絵本原画展です。
たーくさんの原画がずらりと並び、何時間でもいられそうな空間でした。
荒井さんの絵は、何層にも色を重ねた絵が多く、細かい絵がたくさん描き込まれた絵もあります。じーっくり見つめたくなるような原画ばかりでした。
この日はスペシャルイベント、トーク&サイン会もありました。
初めてお目にかかる荒井さん、とっても元気な方でした。
そしてとてもフラットな方。何事も大げさ、ドラマティックに捉えようとすることを避けているように見えました。絵本は言葉が少なく、とかく深読みされがちなのでしょうね。絵本について、説明を避けているような印象を受けました。それぞれの方が、それぞれの見方で解釈してくれば嬉しい、と言ってみえました。
一見ドライにも見えますが、アーティストであると共に客観視できる眼も持っておられる方なんだなあ、と。たくさんの方に受け入れられる作品を作り出す人は、やはりそういったプロ意識があるのですね。
お話の中で印象に残ったのは、いつもたくさんのお仕事をされている荒井さんがモチベーションを保つ秘訣についてのお話。
荒井さんは、すでに仕事が入っていても、更に追加で個展などのお仕事をどんどん入れていき、自分自身を追い込んでいるのだとか。そして、絵については、締め切りが来た時に完成とすること。アートではないので、時間内に出来ることで完成としないと仕事にならない、と。当たり前のことのようですが、実は難しいことです。
トークの後はサイン会でした。
約1時間並んでいただいたサインはコチラ。
長男が選んだ「たいようオルガン」に兄弟が本を読んでいる姿を描いてくださいました。
せっかく富山まで来たので「キトキト寿司」と「富山ブラックラーメン」で食事して帰ってきました。
オマケ
砺波市のお隣の市、射水市の「射水市大島絵本館」では大胆な絵で甘くない絵本を作っていらっしゃるミロマチコさんの原画展もやっているようです。
興味のある方はこちらも是非。